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ココット

連日寒かったのが今日は少し緩んだよう。
冬だから寒いのは当たり前なのだが、世間は大騒ぎしている。
豪雪で学校が休校となり、子供の世話とかで会社にいけなくなったり、スーパーでは鮮物の在庫がなくなり(トラックが走らない)大問題だったり、飛行機も飛ばないし、道路のすべり止めに使用する塩の在庫もなくなったり、農作物は全滅だったり、連日大わらわ。
かなりの中小企業が倒産に追いやられているらしい。
そしてさらに、すでにもう今年の夏の猛暑が懸念されている。
確かになぜか今年の夏は暑くなりそうな予感がする。
しかし冬は寒く、夏は暑いのが常識だと思うので、逆に暖冬、寒夏のほうが不安になる。
さて
ココットcocotteがブームらしい。
寒いときは、熱々で皆でわいわいというのが良いらしい。
電子レンジや冷凍食品におされ、片隅に置かれていた煮込み用鍋のことをココット cocotteといいます。
前に私のle creusetのコレクションをお披露目したことがありますが、あれからコレクションは増えるばかり。
先日そのle creuset の工場での生産状況をTVでリポートしてました。
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この不況下にあってブームに乗って鼻息が荒いです。
びっくりしたのが原料。
自動車工場で先に使用する部分をカットして残りの部分の鋳鉄を溶かして再利用として使用している。
確かに無駄はない。
しかし釉薬を塗ったあとの一つ一つのチェックがかなり厳しく、少しでも塗りにムラがあったり、型に凹凸があったりするとまた一からやり直し。溶かす作業場へ戻される。
創業80年を誇るこの会社、不況にもめげず大躍進だそうです。
彼等が自負しているのが、ヴィトン、エルメスといったフランスのラグジュアリーと同位置に狙っていること。
確かにフレンチクッキングってねらい目かも。

さらに最近は、新作のこれらの鋳鉄の小鍋がブームらしい。
器はそれだけを使った専門のレストランも出来たとか。
食卓でお皿に盛って出すのでなく、この小鍋で出すのがおしゃれらしい。
ウェイタ-(ギャルソン)は毎回重くて大変だと思います。
小鍋で演出するのは、前菜、メイン、果てはデザートまで全部。

最近は鋳鉄物ばかりでなく陶器物も販売している。

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これが大当たりらしい。
そういえばパリの蚤の市では幻に近いキュィノワールの陶器とかもありますしね。
(田舎でないともう見つからないかも)
しかし陶器ならば、個人的好みはこちら。
しっかりと使い古された感じのグラタン用。
これはル クルーゼでもキュィノワールでもないのですが、最近見つけたやつ。
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貫入の入り方もですが、欠けもなく、いい感じに古さを出しています。
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日本でも le creuset かなり流行っているようですが、私は古い人間なのか、新しいデザインの物が今一歩好きになれません。
鋳鉄の厚みも違うので昔の物はもっと重いです。
ぽってり感のある60'-70’がやはり好きです。


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by bienvenu-chez-moi | 2010-01-14 23:26 | ヴィンテージ雑貨  

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