浅田次郎の『王妃の館』Chateau de la Reine

久しぶりにはまりました。
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パリで家の近所が舞台なのでふんふんって感じで一気に2巻読みました。
時々くさいギャグもありますが、この作家の人物描写、感嘆物です。
これだけの登場人物を投入してほんとにそれぞれのキャラが見事に描写されています。
日本人ツーリストのどたばたとフランス史実を交互に進めていく手際よさ。
近くのマレー地区にあるホテルということでとても親近感もあります。
舞台となっているヴォ-ジュ広場
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ホテルの入り口
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ありえないことを、さもありならんといった感じ。
フランスの歴史やパリの街中の描写も的確?だし。
ただ太陽王のくだりはかなりのフィクションもあり、このミックス感が堪りません。
この史実(太陽王ルイ14世のヴェルサイユのあたり)はどこまでがほんとなんだろうと考えてしまいます。
フランス料理が7年間で一回りする2555種類とか。あまりフランス史に詳しくないので。
またこれを書かれたのが10年前、1997年ころ。
すなわちまだ幣貨がフランスフランなのです。懐かしい!!!
掲載が1998年からですから。
しかし時代背景、今もっと不況になってますので今でもかなり実感できます。
ただこの小説にでてくるタイプの日本人観光客は、めったにパリで見かけなくなりましたけど。(昔はいましたよねぇ)
最終章も予定通りというか、大円団、全部が丸く収まる感じです。一読の価値ありです。
皆さんもぜひ次回パリに来られたら、このChateau de la Reine『王妃の館』(実際はPavillon de la Reineという名前で実存します。Chateau だと王妃の城っていうニュアンス。)にぜひとまって彼らの行ったところを散策してみてはいかがでしょう。
<マ ブルゴーニュ>いいです。
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レストラン<ランブロワジー>
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ヴォージュ広場の回廊も。
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こういった形でフランスの良いところを広くわかりやすい描写で書かれるこの方は尊敬します。
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by bienvenu-chez-moi | 2009-07-25 17:37 | パリ  

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