アーティスト?デザイナー?

子供の頃にグラフィックデザイナーとかイラストレーターという職業に憧れていました。

知らない人も多いと思うけど、横尾忠則氏とか田中一光氏とか全盛だった頃です。

自分に才能がないと判ってすぐに諦めました。

フランス人は自ら称して<アーティスト>という人がかなり多いです。

何を基準にしているのか定かでないが、流行歌手や大道芸人、サーカス、モード系デザイナーなどまでもが私はアーティストですからという。

たしかにオートクチュールは1点ものという解釈に於いてはアートなのかもしれない。
しかし顧客のサイズに合わせて制作されたら、全く違うサイズ展開となりオリジナルの持っている世界観とはかけ離れてしまうのではと思うのですが。

私が思うに<アーティスト>は自己満足型の1点物つくりのマスターべーション、<デザイナー>はクライアントがあってのライフスタイルやマーケティングに沿った大量な物つくりといった違いではないかと。

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誰が<これはアートだ!>と定義付けるのか?それはその他大勢の観る側の人々であり、<素晴らしいデザインだ!>というのもそれらを購入するその他大勢の人々だと思うからです。
ストリートアートはその場所にしか存在しないけど、マクドナルドのMはあらゆるところで目につく。

アーティストが自分の世界を表現するにあたってこだわり続け、ある時評論家やギャラリスト、コレクショナーが評価し、時代の寵児になる。

又はこの世を去ってから評価される場合もあったりする。いずれにせよあくまでも作家の自己満足的表現を第3者がどのように感じたかということだとおもう。

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デザインは家具や建築、洋服など日常使用される物が大半で、その時代の流行をもろに表している。

日常愛用され、いつの間にかコレクションアイテムとなり、アートとして評価されるケースとか、ポスターデザインや装丁のようにアーティストがアルバイト的に描いた作品とかあったりするので一概には言えませんが。

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全て時代が決めていくのではないかと。

これは蚤の市で見つけた昔のイラストです。たぶん挿絵として描かれたものでしょうからなんとなくストーリー性があります。イラストレーターの仕事です。
しかしこれが印刷される前の原画であれば、この世に1点しか存在しないわけですからアート作品としてもいいわけで。

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映画やヴィデオなどの映像作家やクラシックや現代音楽作家などはどのような位置付けにするのかということなど言われそうだし、

ますます多岐にわたり、新しい技術が導入されていく昨今ではこのような単純な解釈ではどうしようもなくなってしまうとは思うし、

あまりの屁理屈ばかりだとも言われそうだし、

どっちだっていいだろとも言われそうだし、

そうです、どちらでもあまり構わないのですが。

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ただあまりにもフランス人が<自分はアーティストだ。>という場面に出くわすことが多いのでちょっと気になった次第です。
フランスはアート関連保護は強烈だし。



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by bienvenu-chez-moi | 2014-08-27 20:47 | フランス  

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